謎の村人の知恵袋〜歌う日常〜

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防音室を2年間使い倒した感想。

   

「防音室」と聞いてその存在を知らない人はいないでしょう。でも実際に使ってみた人は少ないと思います。今回は私が防音室を購入〜売却した迄の一連のストーリー(?)を紹介します。

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1.防音室を買おうと思ったきっかけ

目的は歌の練習のためです。「だったらカラオケで良いじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、当時どんなに仕事が遅くに終わった日でも30分〜1時間はカラオケに通い、歌の練習をしていました(笑)半分ストレス発散でしたが。そうするとどんなに安くても都内某所のカラオケ店は1時間で1,000円。仮に1ヶ月で20日行くと20,000円もかかってしまう。・・・だとしたら初期費用はかなりかかっても、防音室を買って家に設置した方がいつか元がとれる!と思ったからです。そこから防音室を探す生活が始まります。約5年前の話です。

2.防音室を体験

百聞は一見にしかず。という事でまず防音室の遮音性能を確かめに、YAMAHAの防音室展示ルームへ行きました。【完全予約制】防音体験ショールーム←場所は東京都内、品川付近にあります。(最寄りは京浜急行線、泉岳寺駅A3出口から徒歩1分です。)予約が必要ですが、無料で体験出来るので、防音室の購入を考えている方は是非。Youtubeなどでも防音室の遮音性能の比較動画がアップされていますが、自分の耳で実際に確かめる事をオススメします。
ショールームに入ると様々な種類の防音室が展示されています。早速私は、調べて購入を検討していた0.8畳タイプの「セフィーネ」Dr35※タイプを体験します。
※Drについては以下にて説明。

Dr等級とはJISで規定されている遮音性能をあらわす指標です。
防音室の性能はこのDr等級で評価されます。簡単に言うと、音を何dB遮音する(カットする)かということを表わしています。ピアノの音は例に出すと90~95dBの音が出ますがDr35の防音室の中でピアノを弾くと、防音室の外へは55~60dB程度の音になって聞こえることになります。(※)
これは通常の話し声(60dB)程度の音が漏れ聴こえることになります。

(引用:YAMAHA アビテックスの遮音性 遮音性能=Dr等級とは?)より

感想。大声で叫ぶと思ったより音が漏れるけど、通常の発生練習や歌だったら全然問題ないレベル。そしてDr40の防音室でも実験しましたが、ここまで来ると問題なし。防音室ではないですが、Dr40の防音マンションで大声や楽器を試してみた動画がYoutubeにありましたので参考で紹介します。(↓防音マンションの実際)

なお、YAMAHAの防音室は調音パネルといって、音の反響を適切なレベルに調整してくれる優れものが付いているので、声を出していて心地良かったです。ショールーム内は他にも、ピアノ向けの防音ルームなどが置いてあり、楽器の演奏者にとっては貴重な体験を出来る設備が整っていました。

3.気になるお値段は?

私が体験したセフィーネは、当時の価格なのではっきりと覚えていないのですが、送料や組立費別で約50万円でした。(0.8畳タイプ Dr35。)最新のセフィーネNSの標準価格ですと58万円のようです。他に有名どこで言うと、カワイの防音室がありますが、これも最低で40万円。どちらも一般人にとって、購入となる中々手の届かない金額。そのため次に考えたのはレンタルです。YAMAHA 防音室レンタルレンタルにすると税抜きで月13,000円程度からスタート出来るようです。しかし私の場合、レンタルを続けてもいつかは「自分の物が欲しい」と思い兼ねない性格なので、新品ではなくオークションでの購入を検討しました。

4.オークションで購入

yahooオークションでは意外にも多数の防音室の出品がされていました。中には新品即決のものもありました。メーカーの正式価格と同じ物もあれば少し安いものもあります。YAMAHAの防音室を探すと、2008年に生産完了している、セフィーネより型の古い「ウッディボックス」が目に止まりました。それも0.8畳Dr35が即決20万円で出品されていました。ウッディボックスは展示会場で体験はしておらず、セフィーネより少し性能は劣るとは聞いていたものの、値段が魅力的でしたので購入する事に決定!当時は会社の寮住まいだったので、寮の管理人にもなんとか交渉し、OKを頂いたので落札しました。解体費、運送費(文京区〜大田区)、組立費が約10万円したのが少し痛手でしたが、合計約30万で防音室を購入しました。

5.使用してみた感想

組立は2時間もあればすぐに終わります。私は業者にお願いしましたが自分でも組立は可能なようです。しかし、自分で組み立てて遮音性能が下がるのが嫌だったので業者を選択しました。以下が設置後の図になります。

579059_168834293261065_113112015_nこれが購入した防音室です。左が寮の部屋の出入り口となっているため、少し狭くなりましたがマイプライベートルームの完成。徒歩2秒です(笑)

552503_117287348415760_1951152478_n中はこんな感じ。CDラジカセを置いて、CDを流してカラオケも出来る仕様にしていました。

376238_117287765082385_1476269042_n途中でスタンドマイクも購入して設置。

感想です。ウッディボックスは正直、セフィーネで体験したDr35よりも音がもれる感じがしました。(もれるというより遮音性能が低い?)中古という事もあるかもしれません。一度解体して再組立なのでもしかしたら隙間が出来やすくなっている可能性もあります。さすがに深夜の使用は控えましたが、2年間使用して近くの部屋の住人からは苦情は一度も来ませんでした。またテレビを付けるとその音と相殺する事が出来ました。(笑)カラオケと違い、家にいる限りいつでも使用する事が出来ますし、楽器の練習もすぐに出来ます。(さすがにサックスやドラムは厳しいと思いますが)この経験を通して、自分の喉の感覚をより掴みやすくなりました。

6.防音室の売却

本当は一生使う予定だったのですが、しばらく仕事の関係で東京から出なければならなかったので、悩みましたが売却をする事に決めました。中古で買ったものを更に中古でオークションで売るのは少し気がひけたので、買取業者を探す事にしました。何個か探し査定をお願いしたのですが、一番高かったスガナミ楽器です。他の業者の査定額は2〜4万だったのに対し、ここは6万円で買い取ってくれるとのこと。しかも運送費や解体費抜きでこの金額です。見積もり査定でしたので実際に見て頂いて価格が下がる事に不安を抱いておりましたが、そんなこともなくむしろ+5,000円で最終的に65,000円で買い取ってもらいました。寂しくなりましたが良い経験となりました。

7.まとめ

防音室の購入は中古であってもレンタルであっても、それなりに費用がかかるものです。そして新品であれば当然の事ですが、値段が高い程良い遮音性能を搭載したものを購入する事が出来ます。しかしそんなにすぐお金を出せる方は中々いないと思いますので、私のようにオークションで探す事も一つの手段だと思います。また、最近では防音室の簡易版、「吸音室」が発売されています。

Drは15らしいですが、値段も通常の防音室と比べると安いため、私的にかなり気になっています。(なんだが、サイヤ人が出てきそうなポッドのようですね笑)歌唱は厳しいかもしれませんが発声練習くらいでしたら適しているかもしれませんね。

話は防音室に戻りますが、購入には自分のお財布事情と、「どれだけ音楽が好きか、家の中でも本格的に練習したいか」で決まると思います。悩み抜いて購入する事をおすすめします。

 - 発声能力向上